ダニエル・ヴェッツェルリミニ・プロトコル
演出家
1969年ドイツ・コンスタンツ生まれ。ベルリンおよびアテネ在住。ギーセン大学応用演劇研究所で応用演劇学/パフォーマンス・スタディーズを学び(1990~2000年)、在学中からヘルガルド・ハウグほかと多数のプロジェクトを制作・発表。パイロットや子供、年金生活者であることや、エンジニアや道路掃除人、売り子として働くことといったように、職業俳優のディシプリンを備えていない演じ手や専門家を扱ったものがほとんどで、またレクチャーやセミナーといった形態もその制作および戦略に関係する。
2008年、ハウグとミュールハイム戯曲賞を『カール・マルクス:資本論、第一巻』で共同受賞(同作は「東京ヴァージョン」としてフェスティバル/トーキョー09春に上演)。現在、「パフォーマティヴな行為としての写真撮影」をテーマに学位論文を準備中。