100人の市民による生アンケートが描き出す「トーキョー」、見知らぬ他者との出会い
実在の人物や事象を取りあげるドキュメンタリーの手法を用い、現代社会とそこに生きる個人の姿を鮮やかに切り取るリミニ・プロトコル。4年ぶりの東京でのクリエーションとなる本作は、東京の人口統計に基づいて集められた100人の市民への、ライブ意識調査演劇だ。
4カ月にわたるキャスティング期間を経て、舞台上に集まった100人の出演者(一人ひとりが、年齢や性別等の条件に従って、24時間以内に次の候補者を紹介する)は、東京23区に住む9055257人の「標準」を体現する。だが、彼らが見せるのは、リハーサルを重ねた成果ではない。YesかNoか、質問に従って舞台上を移動し、時に自らの経験や主張をマイクを前に語り......いわば「一度も練習を経験しない合唱団」は、そこでどのようなハーモニーを響かせるのだろう。「統計」、「標準」を超えた「トーキョー」の多様な表情が、ここに現れる。
F/T13 リミニ・プロトコル『100%トーキョー』楽団メンバー発表!
初日29日(金)と2日目の30日(土)のみ、権藤知彦さんがバンドに出演してくださることになりました!!
権藤知彦プロフィール
日大芸術学部卒業後、米、ボストン大学に留学、修士課程修了。専攻は電子音楽とユーフォニアム。
2004年 音楽家集団anonymassを結成し4枚のアルバムをリリース。
Yellow Magic Orchastraの日本でのライブおよびヨーロッパ、アメリカツアーにサポートメンバーとして常に参加。コンピューターと管楽器を使ったユニークなスタイルでLove Psychedelico, The Beatniks, Chara, UA, くるり他、多数のミュージシャンの録音やライブなどに参加している。国内では特異な"ポップスがわかるユーフォニアム奏者"としての側面を持ちつつも、作編曲家としてCM、サウンドトラックなども多数発表している。
http://sitem.info/GND/
本公演のために特別編成された楽団<焚火>メンバー
Takuji(歌、ギター、キーボード、大正琴、アコーディオン)
木津茂理(歌、和太鼓、三味線)
大島保克(歌、三線)
アン・サリー(歌)
世武裕子(ピアノ)
小林眞樹(ベース)
千住宗臣(ドラム)
塩谷博之(ソプラノサックス、クラリネット)
焚火メンバープロフィールはこちら
協力:東京ドイツ文化センター 後援:ドイツ連邦共和国大使館

- ヘルガルド・ハウグ / リミニ・プロトコル
- ドイツ、ギーセン大学応用演劇研究所で学び、1996年以来、演劇・ドキュメンテーション・放送劇・美術をまたぐ数々のプロジェクトを展開している。 代表作として、ライヴでインドのコールセンターと接続され...
- プロフィール詳細へ

- シュテファン・ケーギ / リミニ・プロトコル
- 1972年スイス生まれ。ツューリヒでビジュアル・アーツを学び、ギーセン大学で演劇・メディアを専攻。以後、ドキュメンタリー演劇やラジオドラマ、都市空間を活用したパフォーマンスを世界各地で創作...
- プロフィール詳細へ

- ダニエル・ヴェッツェル / リミニ・プロトコル
- 1969年ドイツ・コンスタンツ生まれ。ベルリーンおよびアテネ在住。ギーセン大学応用演劇研究所で応用演劇学/パフォーマンス・スタディーズを学び(1990~2000年)、在学中からハウクほかと多数のプロジェクトを制作・発表...
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なにより創作の姿勢に共感する。いや、それはべつに政治性を帯びたその作品の質ばかりではなく(もちろんそれは大きな意味を持つが)、素材をどのように演劇化するか、その手つきがとても細やかだからだ。上演する土地(この東京でも)を調査し、分析し、そうして積み上げたフィールドワークの成果から作品が生まれるとき、なぜそれが実現できたのか不思議に思うことがある。驚かされもする。パフォーミングアートの可能性の広さや、深さ、そして興味深さを教えてくれる。ほんとうに面白い。単純に面白いと感じる。うらやましくなるほどの面白さだ。
チケット購入
一般前売開始:2013年10月5日(土)10:00より
料金:指定席
一般前売 4,500円(当日 +500円)
学生 3,000円、U18(18歳以下)1,000円(前売・当日共通、当日受付にて要学生証提示)
お取扱い:F/Tチケットセンター(電話/Web)、東京芸術劇場ボックスオフィス、チケットぴあ[Pコード:431-140]、
カンフェティチケットセンター、PassMarket
◎3演目セット割、海外演目スペシャルパス、学生パス、F/Tパス、ペアチケット対象。
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