PRESS RELEASE
プレスリリース
2021.06.01
フェスティバル/トーキョー実行委員会 今後の活動に関するお知らせ
2021年はフェスティバル/トーキョー全13回を振り返り
アーカイブ化する事業「アーカイビングF/T」を実施
2009年よりスタートしたフェスティバル/トーキョー(F/T)は、大きな節目を迎えることになりました。当実行委員会は、より効果的な事業運営を目的とし、「東京芸術祭」(2016年より開催)を主催する東京芸術祭実行委員会と統合致します。F/Tは、2020年秋に開催した「フェスティバル/トーキョー20」をもって終了となります。
当実行委員会の構成団体である豊島区・公益財団法人としま未来文化財団は東京芸術祭の実行委員会構成団体として、またNPO法人アートネットワーク・ジャパンは事務局へ参画し、引き続き豊島区・池袋エリアを起点に舞台芸術の更なる発展に寄与して参ります。
2021年度の当実行委員会主催事業としては、2009年から2020年の12年間、13回の情報を検索できるウェブサイトの整備や過去の上演映像セレクションを期間限定配信、シンポジウムなどを行う事業「アーカイビングF/T」を2021年夏から冬にかけて展開致します。
またF/T18〜20のディレクター長島確・共同ディレクター河合千佳のディレクションによるプログラムが「東京芸術祭2021」の公式プログラムとして実施されます。F/Tの理念を引き継ぐプログラムとなる予定です。今後の東京芸術祭にもご注目頂けますと幸いです。
フェスティバル/トーキョー実行委員会 実行委員長 福地茂雄
【概要】
●プロジェクト名:「アーカイビングF/T」
●実施内容(予定):「未来に残す・未来に役立てる」ことを目的とし、ウェブサイトの整備や過去の上演映像セレクションの期間限定配信、シンポジウムなどを実施。なお、「アーカイビングF/T」詳細は7月下旬発表予定です。
●会期:令和3(2021)年8月~12月(予定)
●実施方法:オンライン配信、ウェブサイト公開
※会期、内容等は変更になる場合がございます。
アーカイビングF/T
フェスティバル/トーキョー(F/T)は、2009年から2020年まで、13回にわたって開催されました。舞台芸術を中心に、上演・上映プログラム数204、関連イベントもあわせ、のべ77万人の観客と出会ってきました。これらの出来事を通じて、国内外にまたがる多くの人々や作品が交差し、さまざまな活動・交流の膨大な結節点が生み出されました。
上演作品やイベントは、「もの」として保存ができません。参加者や観客との間で起こった「こと」は、その場かぎりで消えていきます。しかしそのつど、ほんのわずかに世界を変えます。その変化はつながって、あるいは枝分かれして、あちこちに種子を運び、芽ばえていきます。
F/Tは何を育んできたのでしょうか。過去の記録が未来の変化の種子や養分になることを願い、13回の開催に含まれる情報を保存し、Webサイトを中心にF/Tのアーカイブ化を行います。情報や記事を検索できるデータベースを作成し、その過程で過去の上演映像セレクションの期間限定公開や、シンポジウムを開催します。
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