ラビア・ムルエ
劇作家・演出家・俳優
1967年、レバノン出身、ベイルート在住。レバノンの季刊誌『Kalamon』 や『TDR:The Drama Review』(ニューヨーク)の編集者としても活動中。ベイルート・アート・センター協会の設立者であり、理事を務める。映像などマルチメディアを取り入れた手法で巧妙かつ大胆に虚構と現実の境界を揺さぶりながら今日的な問いを浮かび上がらせる作品を作り続けている。2004年、東京国際芸術祭で『BIOKHRAPHIA-ビオハラフィア』、08年SPAC春の芸術祭に『消えた官僚を探して』で来日招聘公演を行う。07年東京国際芸術祭との共同製作作品『これがぜんぶエイプリルフールだったなら、とナンシーは』は、東京で世界初演された。F/Tには、F/T09秋『フォト・ロマンス』で初参加。現在、ベルリン自由大学、国立リサーチセンター「インターウェービング・パフォーマンス・カルチャーズ」フェロー。2010年、スポルディング・グレイ賞受賞。11年、プリンス・クラウス賞受賞。