10/15のF/Tテアトロテークではアヴィニョン演劇祭と利賀フェスティバルという、それぞれの国の演劇史を作り変えた世界的な演劇祭をテーマとしたドキュメンタリーを通じ、演劇祭の「役割」、「挑戦」、演劇祭が作り出す「場」や「演劇史」を追いかけていきます。
■プログラム3:『アヴィニョン演劇祭の60 年:旧法王庁中庭と戦場』
/ ミシェル・ヴィオット、ベルナール・フェーヴル・ダルシエ
フランス / 2006 / カラー / 75分 / フランス語、日本語字幕
10月15日(土)17:00~
■プログラム4:『第一回利賀フェスティバルレポート』
日本 / 1982 / カラー / 50分 / 日本語
10月15日(土)18:30~
解説:内野儀
1982年に第一回を迎えた世界的な演劇祭・利賀フェスティバル。当時、人口1224人の過疎化した利賀村(富山県)に、アメリカ、イギリス、ポーランド、インドや日本などの劇団、世界の一流のクリエーターが集結しました。
この第一回目の開催で12000人の観客を動員!
真の意味で「田舎」と「世界の演劇シーン」を繋げていく、この演劇祭の成功の秘密とは?
1947年から毎年の夏に行われているアヴィニヨン演劇祭。
このフェスティバルは特に初期、戦後におけるヨーロッパ演劇史の新たなスタートへの要望を表徴している。アヴィニヨン捕囚としても使われていたアヴィニョン旧法王庁をメイン会場に、ヨーロッパの暗い歴史にも向き合いながら、常に観客と新しい関係を結びつくよう、挑戦している。今までの64年間の歴史の中で観客の議論を呼ぶ話題作を多く上演し、「自分の時代の演劇」を探り続けてきた。
両プログラムとも、ロバート・ウイルソン、タデウシュ・カントール、ピナ・バウシュ、ピーター・ブルックなど、一流アーティストの歴史的作品の映像とインタビュー満載!!
必見です!
会場:東京日仏学院エスパス・イマージュ