• 2014年11月30日
    フェスティバル/トーキョー14は閉幕いたしました。たくさんの方にご来場いただき、心より御礼申し上げます。

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春の祭典

date

11月12日(水)~11月16日(日)

venue

東京芸術劇場 プレイハウス

ticket

全席指定 3,500円(当日+500円)

schedule

11/12(水)19:30
11/13(木)19:30
11/14(金)19:30
11/15(土)15:00 ★
11/16(日)15:00

★白神ももこ+毛利悠子+宮内康乃による、ポスト・パフォーマンストークあり
※受付開始は開演1時間前、開場は30分前。

上演時間 60分

“近代バレエの傑作”を更新する! 若手女性アーティストの挑戦

 

 複雑に変化するリズム、不協和音を駆使し、西洋音楽の伝統を打破したストラヴィンスキーの傑作バレエ音楽『春の祭典』。その独創性、エキゾチシズムは、バレエ・リュスでの初演を担ったニジンスキーをはじめ、モーリス・ベジャール、ピナ・バウシュら、名だたる振付家の創作意欲を刺激し続けている。
 今回新たにこの作品に挑むのは、躍動感とユーモアあふれる作品づくりで定評のある振付家・白神ももこ、廃材や機械部品を素材にオーガニックな空間を演出する美術家・毛利悠子、人間の声や呼吸を生かした「生」の音を追求する音楽家・宮内康乃の3人。プリミティブな「祝祭」「生贄」の物語は、近未来の日本を舞台に「再生」のイメージも加えた新版として私たちの眼前に現れる。

 

当日パンフレットはこちらから

まなびのアトリエ:基礎知識講座「101年目の春の祭典」 11/9(日) 13:00~

1913年5月パリで初演され、その衝撃的なサウンドと振付けから、20世紀芸術史上最大のスキャンダルとなったストラヴィンスキー作曲、ニジンスキー振付、バレエ・リュスによる「春の祭典」。

初演から101年を迎えたこの秋、F/Tで、気鋭のアーティスト、白神ももこ(演出・振付)、毛利悠子(美術)、宮内康乃(音楽)が、新たな感性でこの作品を再生させるにあたって、「まなびのアトリエ」では、現代の目と耳と口で「春の祭典」をとらえなおします。 語り手は、作曲家湯山昭を父に持ち、カルチャー雑誌「ぴあ」で演劇担当を経験、現在はクラブカルチャーを経た耳にクラシック音楽の新たな聴き方の指標を打ち出す人気イベント「爆音クラシック」を主宰するなど、アート、ファッション、音楽、演劇、歌舞伎、漫画、料理・・・とさまざまなカルチャーを股にかけて活躍する「文化系女子リア充」の祖、湯山玲子。そして、本公演「音楽ドラマトゥルグ」を担い、「前衛音楽」の歴史的研究を基にクラシック音楽からの逆照射と現在のエッジの立ったアートパフォーマンスの衝突する地点を自らの現場としている渡邊未帆。

この二人ならではの視点で、初演当時から規格外だった「春の祭典」を、その社会背景から、ジェンダーから、上演史から、演奏史から、音楽理論から・・・もろもろ解析し、さらには、みなさんで歌って(?)この作品のスゴさをイマココで体験してみようという企画です。

 

日時:2014年11月9日(日) 13:00~16:00

入場:無料(予約優先)

 

講師プロフィール

湯山玲子

湯山玲子

著述家。日本大学藝術学部文藝学科非常勤講師。(有)ホウ71取締役。

文化全般を独特の筆致で横断するテキストにファンが多い。20代のアネキャンから、50代のハーズまで、全世代の女性誌にコラム連載やコメントを多く発表している。著作に『女ひとり寿司』(幻冬舎文庫)、『クラブカルチャー!』(毎日新聞出版局)、『女装する女』(新潮新書)、『四十路越え!』(ワニブックス)、『ビッチの触り方』(ワニブックス)、上野千鶴子との対談『快楽上等! 3.11以降を生きる』(幻冬舎)、『ベルばら手帖』(マガジンハウス)。月一回のペースで、爆音でクラシックを聴く、「爆クラ」イベントを開催。10月からMXテレビ21時〜「バラいろダンディー」金曜日レギュラー、毎月一週間のサイクルで、NHK第一ラジオ11:30〜「すっぴん」11:30〜音楽コーナー「Music Scrap」に出演中。

 

 

渡邊未帆

渡邊未帆(進行、F/T14『春の祭典』音楽ドラマトゥルク)

1979年生まれ。東京藝術大学大学院音楽研究科博士後期課程修了、「日本の前衛音楽」をテーマに博士号(音楽学)取得。 東京藝術大学音楽環境創造科助手を経て、早稲田大学非常勤講師。 また、TOKYO FM系列衛星デジタルラジオ放送「MUSIC BIRD」のクラシック、ジャズ番組の制作、デレクター、音楽雑誌や書籍の編集、執筆などを行っている。

 

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「まなびのア トリエ」のすべての講座、上映会、トークはこちらから→

F/TBooks アーティスト選書

アーティストによる選書や上演作品に関連した書籍をご紹介するF/T Books
フェスティバル期間中、リブロ池袋本店 西武池袋本店書籍館2F 芸術書コーナーで、「F/T14上演作品やこれまでのクリエーションに影響を与えた本」をテーマにしたアーティスト選書を推薦コメントとともにご紹介しています。ご観劇で池袋にお越しの際には、ぜひリブロ池袋本店でお手にとってご覧ください!
※タイトルによっては絶版などで取扱いがない場合がございます。取扱い状況は店頭やWEBでご確認ください。

 

また、F/TBooksのご購入に限らず、リブロ池袋本店のレシートを東京芸術劇場1FのF/T14インフォメーションブースにお持ちいただくと、メインビジュアルでラッピングしたオリジナルカイロをプレゼントいたします。ぜひこちらもご利用ください!

 

 

白神ももこ(演出・振付)

Can you Dream ー夢を生きるー 植田景子

Can you Dream? ー夢を生きるー /植田景子

推薦コメント

宝塚歌劇団初の女性演出家の方のエッセイ。宝塚の演出家を目指して入団し、演出助手の時代から自身の作品を作るにいたるなど、アイデア段階から脚本など普段知ることのできない創作過程などが書かれているので、面白かったです。

ISBN:978-4797349832 / SBクリエイティブ / 1944円

 

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日本は資源大国になれる!! 小須田道彦

日本は資源大国になれる!! /小須田道彦

推薦コメント

毛利悠子さんとのミーティングで、ゴミの話や都市資源について話していた時にすすめていただいた本。こういう本はなかなか難しくて読めない気がしていましたが、かなり分かりやすかったです。完全に絶望的に思える今の状況を少し前向きに思えるのと、一番今回の作品のテーマに近いです。

ISBN:978-4862236739 / 東京図書出版 / 1234円

 

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サーカスに逢いたい アートになったフランスサーカス

サーカスに逢いたい アートになったフランスサーカス /田中未知子

推薦コメント

とにかく綺麗だし楽しい本で、写真だけでもとっても照明や絵としてもかなり影響されます。こんなに遊んで良いんだ〜って思えます。DVDもついています。

ISBN:978-4773809039 / 現代企画室 / 2592円

 

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毛利悠子(美術)

ひらがな日本美術史 橋本治

ひらがな日本美術史 /橋本治

推薦コメント

昨年の春頃、なんだかやることもやりたいこともない時期が1か月ありました。しかしなにもやらずに1日が終わることは避けたくて、おもわず自分に課したルールが「1日1国宝」。1日1つ、国宝に触れる、触れようとするという課題なのですが、これがとてもよかった。日本の宝の「基本のキ」もわかるし、自分がどんなものに価値を感じるかもわかってきました。

新潮社

 

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ムナーリの機械 ブルーノ・ムナーリ、中山エツコ訳

ムナーリの機械 /ブルーノ・ムナーリ(訳:中山エツコ)

推薦コメント

現実世界とまったく関係ない機械ってなんだろう、世の中にありえないシステムってなんだろうって考えたとき、ここに答えがありました。

ISBN:978-4309270616 / 河出書房新社 / 3132円

 

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建築を考える ペーター・ツムトア

建築を考える /ペーター・ツムトア(訳:鈴木仁子)

推薦コメント

ペーターさんが、ある日ラジオからながれてくるアメリカ人詩人、ウィリアム・カルロス・ウィリアムズの詩集を聞きながら「美しさの硬い芯」について書いていた。日常や趣味、そして仕事からつむぎだす哲学。自分の制作について語ることが将来あるとしたら、こんな誠実な言葉をつかいたいとあこがれています。

ISBN:978-4622076551 / みすず書房 / 3456円

 

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宮内康乃(音楽)

今日の芸術 岡本太郎

今日の芸術 /岡本太郎

推薦コメント

学生時代に読んで強く影響を受けた本であるが、「芸術とは」という根源的な命題に対し、非常にクリアに分かりやすい言葉で書かれていたのが印象的だった。今改めて私自身も読み返してみたい。

ISBN:978-4334727895 / 光文社 / 535円

 

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人はなぜ歌をうたうか -小泉文夫著作選集1-

人はなぜ歌をうたうか -小泉文夫著作選集1-

推薦コメント

大学院時代「音楽とはいったい何か?」「人はなぜ音楽という営みをするのか?」という根源的な問いにぶち当たった際に出会った本。世界中のさまざまな表現や、その起源の意味、人間の文化や生活と音楽の関わりなど多くを学び、自身の表現に大きな影響を受けた一冊。

ISBN:978-4054020733 / 学研マーケティング / 2160円

 

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仏像は語る-なんのためにつくられたのか-

仏像は語る-なんのためにつくられたのか- /宮元 健次

推薦コメント

中学生の頃から仏像の魅力に目覚め、以来仏像を見るのが至福の時となったが、私の大好きな仏像たちの作られた時代背景やその意図などが書かれた一冊。その姿を見て楽しむだけでなく、作られた意味や込められた祈りの部分を知り、見え方がさらに深まった。

ISBN:978-4334033248 / 光文社 / 778円

 

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F/T Books 全アーティストの選書一覧はこちらから→

アーティスト・プロフィール

04_artist03©Masumi Kawamura

白神ももこ

振付家、演出家、ダンサー、モモンガ・コンプレックス主宰

1982年東京都生まれ。モモンガ・コンプレックスではすべての作品の構成・演出・振付を担当し、無意味・無駄を積極的に取り入れたユニークな空間作りには定評がある。音楽劇『ファンファーレ』や木ノ下歌舞伎『義経千本桜』に演出として参加するほか、北九州芸術劇場演劇フェスティバルのパレード演出なども行う。急な坂スタジオサポートアーティスト。 富士見市民文化会館キラリ☆ふじみアソシエイトアーティスト。

04_artist02©Masumi Kawamura

毛利悠子

美術家

1980年神奈川県生まれ。世界のさまざまな都市で見つけた日用品やジャンクをマシナリーとして再構成し、磁力や重力、光、温度といった目に見えない力を感じさせるインスタレーション作品を制作する美術家。主な個展に2013年「おろち」waitingroom(東京)、2012年「サーカス」東京都現代美術館ブルームバーグ・パヴィリオン(東京)。東京の駅構内の水漏れの対処現場のフィールドワーク「モレモレ東京」を主宰。

04_artist01©Masumi Kawamura

宮内康乃

作曲家、つむぎね主宰

1980年神奈川生まれ、東京育ち。楽譜を用いず、呼吸などの有機的なリズムをもとにした単純なルールをもとに、響きを紡ぎ出していく独自の作曲法により作品を発表。2008年トーキョーワンダーサイト主催「Experimental sound and art festival」最優秀賞、「Prix Ars Electronica 2008」(Austria,Linz)Honorary Mentionを受賞。2011年、日本作曲家協議会主催「第6回JFC作曲賞」受賞。

キャスト・スタッフ

演出・振付:

白神ももこ

美術:

毛利悠子

音楽:

宮内康乃

作曲:

イーゴリ・フョードロヴィチ・ストラヴィンスキー

出演:

伊東歌織、北川 結、ド・ランクザン望、乗松 薫、花田雅美、浜田亜衣、原 千夏、船津健太、細谷貴宏、政岡由衣子、三浦健太朗、つむぎね(ArisA、浦畠晶子、大島菜央、筒井史緒、森戸麻里未)

エキストラ:

阿部紗穂里、天辰哲也、石川綾子、井上名菜、上村克仁、加藤素子、川尻雛子、鯉沼トキ、斎藤説成、櫻井晋、佐藤真紀、柴田温比古、清水由紀子、杉本朝美、鈴木匠和、相馬陽一郎、滝沢優子、武田萌絵、手塚啓行、長岩七、中谷弥生、和海アキ、馬場妙子、東ゆうこ、堀江たかこ、眞嶋木綿、三鶴泰正、宮家珠代、宮澤恵美子、村田素子、森潔、柳内佑介、山崎春美、山本啓介、夕田智恵、吉澤慎吾

音楽ドラマトゥルク:

渡邊未帆

舞台監督:

坂野早織

舞台監督助手:

梶原あきら

演出部:

鈴木晴香、藤間浩也、平野遥香、馬場史子、渡邊くらら

美術製作補佐:

伊藤里織、佐々木文美、永友聖也、堀尾寛太

照明:

中山奈美

照明操作:

和田東史子

ムービングプログラマー:

勝本英志

音響:

星野大輔(有限会社サウンドウィーズ)

衣装:

臼井梨恵(モモンガ・コンプレックス)

衣装製作:

柴田真梨子、木下晃一、田崎倫明、山内彩瑚

ホワイエ展示:

毛利悠子『アーバン・マイニング』

制作:

植松侑子

制作アシスタント:

松宮俊文

制作協力:

加藤弓奈(急な坂スタジオ)

大道具:

有限会社C-COM舞台装置

運搬:

株式会社マイド

協力:

急な坂スタジオ、有限会社ブライト、株式会社アートコア、株式会社トベ商事、株式会社リーテム、SETENV、東瑩電機株式会社、HIGURE 17-15 cas、有限会社青山運送、有限会社サウンドウィーズ、高津装飾美術株式会社、SYNAPSE、株式会社ギミック、株式会社クリエイティブ・アート・スィンク、ラベル回収にご協力頂いた皆様

製作・企画・主催:

フェスティバル/トーキョー

このプログラムについてのニュース

マップ

東京芸術劇場

東京都豊島区西池袋1-8-1

TEL. 03-5391-2111(代)

 

JR、東京メトロ、東武東上線、西武池袋線「池袋駅」。

西口より徒歩2分(「池袋駅」2b出口と直結)

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チケット購入

一般前売開始:2014年9月28日(日)10:00より

先行割引販売:2014年9月20日(土)10:00~27日(土)19:00

8日間限定で、一般前売料金から30%OFF

 

料金:一般前売 全席指定 3,500円(当日+500円)

一般前売 3500円
先行割引 2450円
ペア 3150円
5演目セット 2800円
3演目セット 2975円
学生 ※当日券共通。当日受付で要学生証提示 2300円
高校生 ※当日券共通。当日受付で要学生証または年齢確認可能な証明書の提示 1000円

取扱:

F/Tチケットセンター

東京芸術劇場ボックスオフィス、チケットぴあ[Pコード:560-978]、カンフェティ

 

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