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本プログラムについて

テーマ1:3.11以降の芸術活動とその公共性を巡って

11.9 (Wed) 16:00-18:00

表象困難な現実、途方もなく「大きな物語」の出現を前に、私たちは何を語ることができるのか? 3.11がもたらした日常の切断、社会の亀裂や制度的限界を前に、芸術表現や言論活動が果たすべき責任とは何か? その時、言葉の力、演劇の力は? 震災後のクリエーションの現場と公共政策を横断しながら、再び芸術の公共性を問い直す。

テーマ2:アート/ジャーナリズム/アクティビズムの新地平

11.9 (Wed) 19:00-21:00

緑の党の創設者でもあるヨーゼフ・ボイスが、社会運動を「社会彫刻」と呼び、アートとして提示してから40年。中東諸国で進むソーシャルメディアを駆使した革命の波、そして現実がフィクションを超えた危機を前に、アート/ジャーナリズム/アクティビズムの境界は無化され、現実を変革する企てとしてあらたな動きを見せ始めている。その先駆者たちの実践から、来るべき表現活動/社会活動の新地平を模索する。

テーマ3:日本・現代・アート~「終わりなき日常」の断絶から

11.10 (Thu) 16:00-18:00

1923年関東大震災、終戦、95年の阪神大震災とオウム事件、2001年の9.11、そして3.11-。「終わりなき日常」が断絶した時、同時代表現は何を映し出してきたのか? 戦後の文学や演劇と、95年以降のサブカルチャーやアート、そして3.11以降の表現を横断的に比較しながら、日本文化に刻まれた痕跡を検証し、そこに生まれるあらたな表現の可能性と限界を探る。

テーマ4:アジアの同時代とは何か?

11.10 (Thu) 19:00-21:00

人と情報の移動が加速度を増すアジア地域と日本。アジアからの移民者が拡大し、「内なる他者」としてのアジア人コミュニティと向き合うことが求められる日本社会。一方、アジア全域にわたり文化商品を媒介に繋がる若い世代のリアリティは、いかなる新展望を拓きうるのか? その時、演劇は? 共有可能な創造と批評のプラットフォーム創出に向け、アジアの同時代の問題意識に迫る。