会場 | あうるすぽっと |
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日程 | 12/9 (金) 19:00 12/10 (土) 13:00 / 19:00 12/11 (日) 13:00 受付開始は開演の1時間前、開場は30分前演出の都合上、開演後、30分程度、お座席へのご案内ができません。開演後にいらっしゃったお客様には途中休憩まで、劇場ロビーのモニターをご案内いたします。 |
上演時間 | 110分(休憩あり) 『人間の激情』30分 休憩15分 『アフェクテ』『エフェクテ』65分 |
一般前売 | 全席指定 ¥4,000 (当日+500円) |
先行割引 | ¥2,800 |
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5演目セット | ¥3,200 |
3演目セット | ¥3,400 |
学生 ※当日券共通。当日受付で要学生証提 | ¥2,600 |
高校生以下 ※当日券共通。当日受付で要学生証または年齢確認可能な証明書の提示 | ¥1,000 |
ダンスの歴史を未来に手渡す。生けるダンスアーカイブの尽きせぬ創造
ドイツ表現主義舞踊の流れを汲み、ピナ・バウシュらと共に、現代ドイツの舞踊表現を牽引してきたスザンネ・リンケが16年ぶりに来日。自らをダンスの道に導いたドーレ・ホイヤーに捧げる3作品を上演する。 1987年に初演された『人間の激情』は、現代ダンスの金字塔とも称されるホイヤーの同名作品(1962)を写真や映像などから再現した作品。さらに、ホイヤーも参照したスピノザの『感情論』を踏まえつつ創造されたのが、『アフェクテ』(1988)、『エフェクテ』(1991)だ。徹底した身体の強度を感じさせるソロ『人間の激情』と、カップルの間に流れる感情を扱うデュエット『アフェクテ』、そして、同じくデュエットでありながら、感情を排した「効果」を題材にした『エフェクテ』。異なる味わいを持つ3作品を、リンケは今回初めて、若い世代のダンサーに継承し、自作の再構築を試みる。ホイヤー、リンケの身体を通過したダンスの歴史が未来へと拓かれる、その貴重なプロセスを目撃せよ。
フォトギャラリー
アーティスト
スザンネ・リンケ
振付家、ダンサー
1944年生まれ。ドイツ表現主義舞踊創始者の一人、マリー・ヴィグマンに師事。その後エッセンのフォルクヴァング・スクールにて学び、ピナ・バウシュが芸術監督をつとめていたフォルクヴァング・ダンス・スタジオのダンサーとなる。80年代半ばから、国際的なソロダンサー、振付家としてのキャリアを積む。ブレーメン劇場やコレオグラフィック・センター・エッセンの芸術監督をつとめ、01年より、再び振付家、ダンサーとして独立。2015-16年シーズンよりトリアー市立劇場ダンス部門の芸術監督に就任。
ドーレ・ホイヤー(1911~1967)
ドイツ表現主義の舞踊家、振付家。表現主義舞踊の歴史の中で最も重要なソロダンサーの一人と称される。マリー・ヴィグマンと共に活躍し、自身でソロプログラムを発展させ、第二次世界大戦前後で広範囲でツアーを行った。ヴィグマンは同氏を「ヨーロッパで最後の優れたモダンダンサー」と称した。代表作である作品群『人間の激情』はスピノザの哲学書にある48種類の人間の激情のうち、5種類に注目し、「虚栄」「渇望」「恐怖」「嫌悪」そして「愛」で構成されている。高いテクニックの、抽象的な動きの構成は、ポストモダン・ダンスのスタイルを予見するようなものとなっており、多くのダンサーにより再現や再構成されている。
キャスト・スタッフ
〔初演〕 | |
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『人間の激情』 | ドーレ・ホイヤー 1962年スザンネ・リンケ 1987年 |
『アフェクテ』 | スザンネ・リンケ 1988年 |
『エフェクテ』 | スザンネ・リンケ 1991年 |
トリアー市立劇場における全3作品の再構成 | 2016年 |
振付 | ドーレ・ホイヤー、スザンネ・リンケ |
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『人間の激情』音楽 | ディミトリ・ヴィアトヴィッシュ |
音響・構成 | ヴォルフガング・ブレイ=ボロコフスキ |
舞台装置 | アルフレート・ペーター、スザンネ・リンケ、ウルス・ディートリッヒ |
技術監督・照明 | カイ・コウォジェイ |
映像・音響 | フィリクス・ビュルクレ |
映像 | ヨハネス・コーネン |
トレーニング・ディレクター | ミロスラフ・ジドビチ |
ヴォーカル・コーチ | ケテヴァン・ルハゼ |
制作 | ヴァルトラウト・ケルヴァー |
出演 | 『 人間の激情』レナーテ・グラツィアデイ『アフェクテ』ルイーザ・ブラーツ・バティスタ、バウル・ヘス『エフェクテ』ルツィナ・ズヴォリンスカ、セルゲイ・ズーコフ |
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[音楽・映像出典] | |
『人間の激情』 | |
音楽 | ディミトリ・ヴィアトヴィッシュ |
映像 | 『ドーレ・ホイヤーの踊り』ヘッセン放送(1967年2月15日) |
『アフェクテ』 | |
音楽 | 鬼太鼓座「モノクロームⅡ」、J.S.バッハ:「ミサ曲 ロ短調」より「グロリア」(クム・サンクト・スピーリトゥ) |
『エフェクテ』 | |
音響 | ウルス・ディートリッヒの着想に基づく |
音楽 | ヴォルフガング・ブレイ=ボロコフスキ、ピエール・アンリ『Messe de Liverpool』「communion」、ジョヴァンニ・バッティスタ・ペルゴレージ「スターバト・マーテル」 |
〈東京公演〉 | |
テクニカル・コーディネート | 遠藤 豊(LUFTZUG) |
舞台監督 | 湯山千景 |
照明 | 田代弘明(株式会社DOTWORKS) |
音響 | 堤田祐史(WHITELIGHT) |
映像 | 岸本智也(LUFTZUG) |
衣裳管理 | 阿久澤 梢 |
通訳 | 河井麻祐子 |
制作 | 松嶋瑠奈 |
インターン | 小川潮音、甲斐ひろな、松下怜未 |
フロント運営 | 荒川真由子 |
記録写真 | 松本和幸 |
記録映像 | 株式会社彩高堂 |
協力 | 東京ドイツ文化センター |
後援 | ドイツ連邦共和国大使館 |
主催 | フェスティバル/トーキョー |
ワークショップ
フェスティバル/トーキョー16の主催プログラムの一つとして上演される、ドーレ・ホイヤーに捧ぐ『人間の激情』『アフェクテ』『エフェクテ』の振付師であるスザンネ・リンケが日本公演にあたり、ダンス経験者向けにワークショップを開催することが決定しました。16年ぶりの来日となるリンケのダンスに直に触れられる貴重なワークショップとなります。本公演前の絶好のこの機会にぜひ、ふるってご応募ください。
詳細はこちら 日程 12月4日(日)~12月6日(火) 時間 13:15~16:45 (各3.5時間) 会場 東京芸術劇場 リハーサルルームM3 ご応募の受付は、終了いたしました。 たくさんのご応募ありがとうございました。