【クルーレポート】ポストパフォーマンストーク 松本雄吉×タニノクロウ

10月26日(月)に『ろじ式』(維新派)のポスト・パフォーマンストークが行われました。
松本雄吉×タニノクロウ(庭劇団ペニノ主宰、劇作家、演出家)

冗談が飛び交う和やかなトークでしたが、松本さんとタニノさんの作品作りに対する想いもちらほらと垣間見ることができました。
その様子をごく一部ではありますがご紹介いたします!
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開始早々、タニノクロウさんが主宰する庭劇団ペニノのアトリエである「はこぶね」の名付け親が松本雄吉さんだという意外な接点が明らかに!(ちなみに、看板も松本さんお手製なのだとか。)

まずは、標本の話に。
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写真でもお分かりいただけるとおり、舞台上には何百もの標本が並んでいます。
実はこのほとんどが本物の標本で、しかも手作りなのです。
例えばアジの標本ならば、魚を買ってきて、身と骨に分け、骨格を形成する。考えただけでも大変な作業です。
しかし、なぜ舞台に標本を?
その答えには今回の会場がにしすがも創造舎であったことが大きく関係していました。
「にしすがも創造舎」は旧中学校の体育館利用したちょっと珍しい劇場です。
松本さんは「ここに普通のセットを組んでもおもしろくない」と考えられていた。
そんなときにヒントになったのはニュージーランド公演の際に訪れたオークランド博物館。
オークランド博物館は、ひとつの建物の中に民俗史フロア、自然史フロア、そして戦争に関する展示を行っているフロアを擁する博物館です。標本と日本のゼロ戦が共存する空間に「ここは忘れているものを凝縮している」と感じた松本さんは今回の作品で標本を使うことを決められたそうです。

次に話題は上演場所選びに。
「どうやって上演場所を決めるのか」という問いに対して松本さんは「前はここでやってみたい、と思った場所でやっていたけれど最近はここでやってみませんか、と提案されてやることが多くなった」とおっしゃっていました。
一方、タニノさんは「うーん」とお悩みの様子。
松本さんの「ここでやりたい、って言っておけば?」という提案に対して、最終的には「どこでやりたいのか分からないから自分のところでやるしかないんですよね」とのことでした。
まったく異なる答えが印象的でした。

これはトークのほんの一部です。ほかにもいろいろなお話が飛び出しました。
トークの内容のすべてをお伝えできないのが誠に残念ですが、おふたりの作品はどんなものなのかを知っていただくにはやはり劇場に足を運んでいただくのがいちばんだと思います!

維新派『ろじ式』は11月3日までにしすがも創造舎で上演中です。
前売り券は完売しましたが、毎日当日券をご用意しておりますのでぜひご覧ください!
また、タニノさんが「おもしろいことを考えますので観に来てください。」と意気込みを語ってくださった、庭劇団ペニノ『太陽と下着の見える町』は12月5日よりにしすがも創造舎で上演です。チケット絶賛発売中!

>>『ろじ式』維新派 作品についてはこちらから
>>『太陽と下着の見える町』庭劇団ペニノ 作品についてはこちらから

広報crew O