詩の生まれる場所へ--。勅使川原三郎が紐解く、宮澤賢治の「音」
DAH-DAH-SKO-DAH-DAH
演出・振付・美術・照明:勅使川原三郎 [ 日本 ]
11月23日(金・祝)~ 11月25日(日) 東京芸術劇場 プレイハウス
フェスティバル/トーキョー トーキョー発、舞台芸術の祭典
その研ぎすまされた思考と身体、美術や照明にまで行き渡る美意識で、世界のダンス/アートシーンを牽引し続ける勅使川原三郎。宮澤賢治の詩『原体剣舞連』(詩集『春と修羅』)に想を得た『DAH-DAH-SKO-DAH-DAH』(1991年初演)は、世界9カ国18都市で上演され、好評を博した代表作の一つだ。
北上山地に伝わる剣舞の太鼓の響き、風の音、心臓の鼓動......勅使川原は、賢治の詩の世界を通り抜けながら、そこに書かれた調べ、音楽が生まれる以前の、音の塊、粒、ノイズへと近づいていく。時には力強く、時にはかすかに。音は空気を振るわせ、身体を、そして空間をも変質させる。そうして賢治の詩を解体した勅使川原の空間は、ふたたび詩の生まれる場所ともなる--。
初演から21年。ますます東西の垣根なく活躍する勅使川原のグローバルな感覚は、西洋的なモダニズムと土俗的な趣向をないまぜにした賢治の言葉を、どのように聞き、通り抜けるのだろう。注目のリ・クリエーションが始まる。
CINRA.NET掲載
物質と動物と人間をつなぐもの 勅使川原三郎インタビュー
※こちらの画像をクリックすると、
TOKYO / SCENE #01
INTERVIEW:鉱物と粒子、身体の可能性 勅使川原三郎 聞き手:今野裕一
原体剣舞連 宮沢賢治
をご覧いただけます。
11/23(Fri) | 17:00 |
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11/24(Sat) | 17:00★ |
11/25(Sun) | 15:00 |
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★ポスト・パフォーマンストークあり
勅使川原三郎+田中博積(フリープロデューサー)