「現在」を語るために。言語の更地から、ふたたび始める
言葉
演出:村川拓也 [ 日本 ]
11月8日(木)~ 11月11日(日) 東京芸術劇場 シアターイースト
フェスティバル/トーキョー トーキョー発、舞台芸術の祭典
社会や人間のありよう、その矛盾に向き合う実験的な作品制作を続ける演出家、村川拓也。昨年のF/T公募プログラムでは、介助者と被介助者の関係を俳優と観客の身体を用いて再現、分析した『ツァイトゲーバー』を上演、好評を博した彼が、主催演目に初登場を果たす。
今作のテーマは「対話」。東日本大震災に関するドキュメンタリー映画の制作を通じ、言語に対する欠落感、限界を実感した村川は、現在を言葉がリセットされた更地と見立て、その上で新たな表現の地平を探り出そうとする。舞台は被災地を旅した俳優たちと、その言葉を訳す手話者、要約筆記者の対話で構成される。それぞれに異なる表現手段、話法を持った人々の、ぎこちないやりとり、その繋がりやすれ違いを追いながら、私たちは改めて、言語の持つ意味や可能性を知ることになるだろう。生まれたての赤ん坊のように、もう一度言語を獲得し、対話を始める。「現在を語る言葉」は、その先にある。
11/8(Thu) | 19:30 |
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11/9(Fri) | 19:30★ |
11/10(Sat) | 17:00 |
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11/11(Sun) | 14:00 |
★終演後ポスト・パフォーマンストークあり