観劇体験をより豊かにするためには、どんなロビーが必要なのでしょうか?
このプロジェクトでは、「スペース(空間)をプレイス(場所)にする」をキーワードに、建築とデザインの視点でリサーチ・実験を行いながら、フェスティバル/トーキョーの「新しいロビー」をデザインします。
プロジェクトの講師は、建築ユニット・tomito architectureのおふたりと、アートディレクター/グラフィックデザイナーの阿部太一さん。建築やデザインの領域から物語を捉えてきた講師といっしょに、劇場周辺に広がる「まち」や、劇場に集う「ひと」のふるまい、ロビーに置かれた「モノ」などを丁寧に観察するところから始めますので、どんな方でもご参加いただけます。
「建築やデザインの視点から、劇場について考えてみたい!」「アイデアが形になる瞬間に立ち会いたい」「多様な人が集う場をデザインしてみたい!」という方にオススメです。
活動の様子はFacebookで報告していきます。 Facebookページはこちら → https://www.facebook.com/ftsupporter
※当ワークショップはF/Tサポーター事業の一環となります。お申し込みの方は同時に「F/Tサポーター」に登録されますので、ご了承ください。「F/Tサポーター」に関しての規約は下部にございますので、ご確認の上、申込フォームからお申込ください。
■講師からのメッセージ
スペース(空間)とプレイス(場所)の違いはどこにあるのでしょう。人気のない場所はスペースで、賑やかな空間はプレイス?などと考えると混乱してきますし、私たちの中にも明確な定義はありませんが、様々な出来事の結び目となっている環境のことをプレイスと呼んでみたいと思っています。
出来事が多種多様であるほど、環境は自由でおおらかな雰囲気を放ち、ささやかであったとしても簡単になくなることのない強さを感じます。
様々な人が行き交う劇場のロビーに、今までになかった新しい出来事の結び目をつくることは、建築でありデザインであり、演劇的な行為ではないでしょうか。
一緒にワクワクしてくれるみなさまのご参加をお待ちしております!
tomito architecture
私が普段やっている舞台の宣伝のグラフィックデザインはいわば 、観劇の入り口を作ることです。その舞台に興味を持ってもらい、できるだけ多くの人に来てほしいと思いながらデザインしています。そして、その観劇体験がより豊かなものになってほしいと思います。
劇場のロビーは街と舞台の間にあるものです。そこは、いつもの日常と、舞台のフィクションの交差点と言っても良いかもしれません。このロビーを新たにデザインする事で日常と舞台を架橋し、より豊かな観劇体験を作ってみたいと思っています。
例えば、観たものをずっと忘れないためのロビー。来た人々が演劇の感想をシェアできるようなロビー。演劇が街に浸食していくようなロビー。祝祭の場としてのロビー。
劇場のロビーを別の角度から考え直す事で演劇・建築・デザインについて、新たな発見をする機会になれば良いなと思います。
阿部太一
■活動日
日程 | タイトル | 会場 | |
---|---|---|---|
オープンデー | 7月30日(土)13:00-17:00 | 池袋の街から学ぼう | 豊島区民センター |
第一回 | 8月21日(日)12:00-16:00 | 劇場のロビーから学ぼう | あうるすぽっと3F会議室 |
第二回 | 9月10日(土)13:00-17:00 | デザイン案を検証しよう | あうるすぽっと3F会議室 |
第三回 | 9月11日(日)13:00-17:00 | デザイン案を具体化しよう | あうるすぽっと3F会議室 |
■講師プロフィール
tomito architecture(トミトアーキテクチャ)
冨永美保と伊藤孝仁による建築設計事務所。2014年に結成。
日常への微視的なまなざしによって環境を丁寧に観察し、小さな出来事の関係の網目の中に建築を構想する手法を提案している。主な作品に、丘の上の二軒長屋を地域拠点へと改修した「カサコ/CASACO」、都市の履歴が生んだ形態的特徴と移動装置の形態を結びつけた「吉祥寺さんかく屋台」などがある。
http://tomito.jp/
阿部太一(アベタイチ)
アートディレクター/グラフィックデザイナー。2013年デザインオフィスGOKIGENを設立。様々な領域を横断する目と細部をつめていく手との往復でデザインする事を大切にしながら、美術館、舞台、フェスティバルのグラフィックから空間のアイデンティティ、教科書のブックデザインまで幅広い分野のプロジェクトを手がける。主な仕事に国際舞台芸術ミーティング(TPAM)のコミュニケーションデザイン。『わかったさんのクッキー』(演出:岡田利規)、『ラ・バヤデール-幻の国』(noism)、『平成中村座2015年公演』の宣伝美術。『まちなみデザイン逗子』のブックデザインなど。
■参加条件
どなたでもご参加いただけます。
ワークショップは1回のみでもご参加いただけますが、通しでのご参加をお勧めいたします。
また、上記活動日とは別に「製作日」が別途発生する可能性があります。
自由参加ですが、ぜひ積極的なご参加をお待ちしております。
※応募者多数の場合、参加をお断りする可能性がございます。ご了承ください。
■会場
豊島区立舞台芸術交流センター あうるすぽっと 3F会議室
〒170-0013 東京都豊島区東池袋4-5-2 ライズアリーナビル3F
有楽町線「東池袋」駅6・7番出口 直結
JR他「池袋駅」東口よりグリーン大通り直進徒歩10分
都電荒川線「東池袋四丁目」駅より徒歩2分
■参加費
無料
※イベント保険に加入(費用は事務局負担)
■申込締切
申込締切はございませんが、ご案内を差し上げることがありますので、各活動日の2日前までにはご登録ください。
■申込方法
下記「サポーター規約」をご確認の上、登録フォームよりお申込みください。
※<自主活動:「新しいロビーをデザインする」>にチェックを入れてください。
⇒サポーター活動登録フォーム
【サポーター規約】
■フェスティバル/トーキョー サポーター規約
本登録を行った方を「F/Tサポーター」(以下、「サポーター」という。)と称します。
■サポーターの主たる活動内容
・「フェスティバル/トーキョー」に関する公演制作や広報・運営の補助、勉強会、レクリエーションなど
・東京都内を中心とした、文化芸術等に関するボランティア活動
■情報提供について
ご登録のメールアドレスにサポーター活動情報、「フェスティバル/トーキョー」に関する情報をメールでお送りします。
■待遇
・プロジェクトサポート活動、当日運営サポート活動、その他イベント参加時に、ボランティア保険加入(費用はF/T事務局が負担)
・謝礼、交通費、食費等の支給なし
■登録条件
年齢制限なし
※活動内容によって、参加条件は異なります。
■登録解約
フェスティバル/トーキョー実行委員会事務局に連絡をしていただき、登録項目を抹消した時点で、登録の解除となります。登録抹消には数日かかることがあります。
■サポーター活動記録に関する同意、権利の帰属
サポーター活動にかかわるあらゆる事業を、フェスティバル/トーキョー実行委員会またはその授権をうけた第三者が録画・写真撮影・放送、インターネット配信その他の公衆送信・ビデオグラム化その他の方法により、将来にわたって、対価の支払いなく利用します。並びに、かかる利用に際して、活動にかかわるあらゆる事業の写真および映像を適宜編集します。
■プライバシーポリシー
登録フォームより入力された内容はSSLにより暗号化されて送信されます。送信中に傍受されることはありません。また、登録された情報はフェスティバル/トーキョー実行委員会事務局を通して、フェスティバル/トーキョーに関する情報提供のみに使用し、その他に流用する事はありません。
■附則
この規約は、2015年5月25日から施行します。
※お送りいただきました個人情報は、本事業またはF/Tサポーター募集に関連するもの以外の目的には使用いたしません。
★F/Tサポーターとは★
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