(五十音順)
(プロフィールが応募要項字数に満たない方もいらっしゃいますが、執筆者の希望によりそのまま掲載いたします。ご了承ください。)
浅野史郎
画家 東京都在住 1981年名古屋市出身 2004年愛知県立芸術大学油画専攻卒業 2005年度愛知県立芸術大学研究生 展覧会:2008年元麻布ギャラリー茅ヶ崎「ブレンド展」 2005年名古屋芸術大学内ギャラリー「イロトリドリ展」 現在は都内で美術館や大学等の公開シンポジウム巡りをしながら絵を描いています。
内田俊樹
書店勤務、ビデオレンタル店に商品を卸す卸会社勤務を経て、現在はテレビ局を親会社に持つ映像と音楽を製造する会社に勤務。
それゆえに趣味はと問われれば、読書、映画、音楽、(&酒)と答えるのだが、ここ3〜4年前から芝居にも手を延ばす。
専業主婦の嫁さんと子ども2人を抱え、小遣いは減少の一途。そんな中、暇を見つけては頻繁にというほどではないにせよ、劇場へ通う。
昨年劇評コンペに参加し、貴重な経験をさせていただき味をしめる。今回が2回目の参加。
江口正登
1978年福岡県北九州市生まれ。東京大学大学院総合文化研究科超域文化科学専攻博士課
程、日本学術振興会特別研究員。専攻はパフォーマンス研究、メディア論、表象文化論。
主な関心領域は、第二次大戦以降のアメリカ合衆国における、演劇・ダンス・美術・映像等の諸ジャンルにおける演劇性・上演性を伴った諸実践の問題。また、そうした実践と呼応しつつ同時期に成立していくパフォーマンス研究という学問分野自体の系譜的再考にも関心がある。2003-04年にかけては岡田利規主宰の演劇カンパニー「チェルフィッチュ」に俳優として参加しており、『ユビュ王』、『三月の5日間』、『労苦の終わり』の三作品に出演した。
小澤慧美
演劇と社会の関係性について学校で学びながら、バイトしたり友達と飲んだりしている演劇好きの女子大学生。
友達を演劇に誘い演劇人口を増やそうという計画も立て、フェスティバル/トーキョーの「パブリックドメイン」には6人で参加。
観劇歴は12年。
小野寺伸二
1959年生まれ。埼玉県在住。2010年に開催された「第22回池袋演劇祭」の一般審査員に参加したことがきっかけで、演劇の非日常的空気など、他にはない魅力を再発見。20〜30年ぶりにポツポツと劇場に足を運ぶようになる。今回は、ただ「副賞」に目がくらんで(笑)ほとんど生まれて初めて劇評(というより、ただの感想文!?)を書いてしまった。とはいえ、誰かが読んでくれて、私なりの演劇に対する謎解きを面白がってくれることがあればとても嬉しい、と思う一演劇ファン。
木村彩花
1991年埼玉県生まれ、早稲田大学文学部演劇映像コース2年。
劇団夜想会に所属し、2008年春、紀伊國屋ホールにて『三人姉妹』イリーナ役で初舞台を踏む。大学受験のため一年間演劇活動を休止した後、2009年に復帰。大学で学問としての演劇を学びながら役者としても舞台に立つ。また自らのプロデュース公演も企画中。
主な舞台/『三人姉妹』主演(2008年 紀伊國屋ホール)、『俺は、君のためこそ死ににいく』(2009年 紀伊國屋サザンシアター)、『眠れる森の美女』(2009年 アトリエ・フォンテーヌ)、『めぐみへの誓い』主演(2010年 紀伊國屋サザンシアター)、『愛と不安の夏』主演(2010年 俳優座劇場)
斉藤賢弘
1983年、東京出身。
2008年、ふと倉持裕・岡田利規両氏によるセミナーを聞きに行ったことが観劇のきっかけとなる。初観劇はM&Oプロデュース『まどろみ』(倉持裕作・演出)。
これまでに印象深かった演劇作品はパルコ劇場プロデュース『中国の不思議な役人』(寺山修司作 白井晃演出)、劇団民藝『峯の雪』(三好十郎作 兒玉庸策演出) 、世田谷パブリックシアタープロデュース『ガラスの葉』(フィリップ・リドリー作 白井晃演出)等。
大学時代に外国語をやっていた為か、以前より海外演劇作品に強い関心があり、現在観
劇は専らその方面となっている。
杉本実穂
現在、立教大学映像身体学科二年に在籍中。20歳。執筆・投稿経験はほとんどなく、他人に文章を見てもらうという経験も少ない。太田省吾の文章と出会ったことで演劇の興味の方向が一転し、現在は様々な演劇の観賞や演劇論などの追及に時間を注いでいる。最近の興味、対象は演劇における言語と身体、その時間性についてである。しかし、演劇経験などは一度ワークショップに参加したきりでほとんどなく、俳優、演出、舞台装置といった、演劇に関わるものについての知識は一切ないが、幼いころよりの観賞経験はある。
鈴木麻里
愛知県出身。2009年、日本大学芸術学部演劇学科演技コース卒。
在学時、機関誌『演劇創造』編集委員を務め、「MODE『冬のエチュード』全ステージ観劇日記」(2006年3月発行、35号掲載)他、執筆。学内公演では加藤直演出『10人の飛行士による星の王子さま』にてバラ役など。卒業論文『進化論で読む「人形の家」』で、平成21年度学部長賞。
2007年より志賀次派坂東流四世家元に師事、舞踊劇『SUSANO』『花も花なれ』『なよたけは風にゆれて』他出演、現在に至る。
高橋英之
劇評サイト・ワンダーランド×こまばアゴラ主催の「劇評セミナー」受講生/そとばこまち・第三劇場・新感線など関西の劇団の公演を観て学生時代を過ごし、やがて夢の遊眠社・第三舞台・遊◎機械全自動シアターなどの東京の劇団に出会い、特に、離風霊船とラジカル・ガジベリビンバ・システムに衝撃を受ける/社会人になって、しばらく演劇からは遠ざかっていたが、4年前に久しぶりに、シベリア少女鉄道の作品を観て、「自分はこういうものが好きだった」ことを思い出す/現在、「週1〜2本」程度のペースで観劇中
中山さよ
1985年生まれ。京都造形芸術大学映像・舞台芸術学科卒業。現在都内某書店にて勤務。
直江早苗
趣味として二十代からモダンダンスを続け、ダンスを通じて舞台表現に関心をもちました。銀行員、その後大学で英米文学を学び、高校教員を経て退職後のこの三年、大学院の科目等履修生として演劇関係を学んでいます。
舞台批評を試みることは、舞台芸術の解釈のたすけになり、また、私自身がダンスを今一度考え直し、作品をつくる手立てともなると思います
広沢梓
1985年山口県出身。都会の演劇に憧れる田舎の高校生を経て、神戸大学文学部在籍時は芸術学を専攻し演劇論を学ぶ。現在は上京し某百貨店にて皿を売る日々。個人ブログ『皿売りの日記』(http://d.hatena.ne.jp/sarauri/)。Twitterにてひとり観劇者の会「ひとりの会」を主宰。ひとりでは手持ち無沙汰な開演までの時間、集まって話をしよう、という会です。演劇好きな人がゆるーくつながっていければいいなと思い試行錯誤中。
Twitterアカウント hitori_no_kai
福岡陽子
1971年に栃木県で生まれる。高校時代に図書館で戯曲を読んだことで演劇に興味を持つ。中でも野田秀樹氏の作品に心を動かされ、ついには「夢の遊民社」の公演を見るために学校をサボる(平日マチネのチケットしか手に入らなかったから)。青山学院大学在学中は1度だけ念願の「夢の遊民社」の衣装の手伝いをさせて頂き、衣装さんたちの職人気質に魅了される。その後、宮城聡氏の一人舞台をみて感動、ボランティアに志願する。そこで裏方の仕事など、ステージの光と影を少しだけ経験する。
現在は年に数本芝居やダンスのステージを観る。
最近おもに時間をかけているのは写真。今年1月には初めての個展を開催した。
福田夏樹
1984年生まれ。茨城県出身、東京都在住。
学生時に受けた演劇論の講義の影響から演劇を見始め、観劇年数は6年ほど。社会人になってから観劇本数が激増し、今年は(正確に数えていないが)FTを含めて150本程の観劇人。唯一の役者経験は、2010年3月の池袋コミュニティ・カレッジ「平田オリザの演劇入門 実践編」発表公演「ブラックコーヒーとワル ツ」(演出等:RoMT主宰田野邦彦(青年団演出部))。好きな劇団はピーチャム・カンパニー。
三橋俊平
1985年東京都生まれ、玉川大学芸術学部パフォーミング・アーツ学科卒業。
在学中より身体表現に興味を持ち始め、卒業後はGRINDER-MAN、cobaプロデュース・小野寺修二演出の作品などに出演。
最近は作品を創ることだけでなく、その周りの環境を整えることや大学時代に勉強していた制作部門に興味を再燃しつつも、自分の知識の無さを嘆きながら諸々勉強中。
目下の目標は自分の作品を創ること、クリエイティブなことをライフワークとして続けていくこと。
百田知弘
1976年生まれ。東京大学教養学部地域文化研究科を卒業後、毎日新聞社東京本社に入社(校閲記者)。観劇は趣味として続けている。
森川泰彦
たまに劇評執筆。以下の11本がネット上で閲覧可能。維新派評はF/T09劇評コンペ欄、残りはSPAC劇評欄に掲載。
『中島諒人演出 魯迅「剣を鍛える話」』『ハナン・スニル演出 ソフォクレス「アンティゴネ」』『宮城聰演出 シェイクスピア「ハムレット」』『ダニエル・ジャンヌトー演出 サラ・ケイン「ブラスティッド」』『イヴォ・ヴァン・ホーヴェ演出 シェイクスピア「じゃじゃ馬ならし」』『オマール・ポラス演出 モリエール「スカパンの悪だくみ」』『オリヴィエ・ピィ作・演出「少女と悪魔と水車小屋」』『オマール・ポラス演出 ティルソ、モリエール原作「ドン・ファン」』『松本雄吉作・演出「ろじ式」』『宮城聰演出 イプセン「ペール・ギュント」』『クロード・レジ演出 フェルナンド・ペソア作「彼方へ 海の讃歌」』
渡辺健一郎
1987年生、早稲田大学文化構想学部表象メディア論系4年。高校時代に演劇に興味を持ち、
それを専門にすべく進学したが、鴻英良のフーコー等を用いた講義を受けて以降、フランス
現代思想に傾注し学び始める。卒論はベルクソニスムを中心にサルトルとドゥルーズの哲学
の関係をみていく(12/10提出。劇評など書いている場合ではない)予定。現在も年に1、2度
演出あるいは俳優として舞台に関わっており、今年9月には佐藤信の下で鴎座公演委員会を立ち上げた。
そこで「日本」の「現代」「演劇」について考え、来年度以降の諸企画実現へ向けて活動している。